2016年02月

2016年02月29日

ピアノ脳

「ピアノを習うと頭がよくなる」

なんてことがTVで言われて話題になったことがありました。

それからというもの、
その文句を宣伝に使う同業者に対して、
すごく違和感を感じてきました。

だって、頭をよくするためにピアノを弾くんじゃない。
頭がよくなる(かもしれない)のはあくまでおまけじゃないかって。

けれど、ピアノを弾くことによって脳が活性化する(よくなる)のは
確かな事実だという確信もありました。

昨日丸善にて買った本が、
私の漠然とした思いをす~っと解決してくれました。

yjimage

初見奏をするときの脳の使われ方、
ミスタッチを予測する力、
耳と目と指と脳のつながり方・・・などなど。

久し振りに夢中で読み終わりました。

私の仕事は、生徒さんがつまづきを見せたときに、
その原因をみつけて解決に導くことが重要なのですが、
その原因がトレーニングによって解決することなのか、
発達を待つべきものなのか、
心理的な問題を解決するべきか、
この選択を間違えると大変なことになります。

そのとき、それぞれの脳の癖を把握することはとっても大事。

なんとなく、「癖」としてとらえていいたことが、
読んで解決!

そして、私の初見能力が低いのは、

「15歳までに初見をどれだけこなしたかによってその後の初見能力が決まる」

ということが原因とわかりました(*_*;

なんせ、15歳ころまでほぼ耳コピでレッスンをしのいでいた不良生徒でしたので・・・。
激しく後悔、ああ、後悔。
(そのかわり、耳と指をつなぐ回路は太くなったはず)

15歳以前というのが重要だそうです、みなさん。

それから、やはり脳の発達には、7歳、11歳、15歳の壁があるそうで、
小学生になる前に始めたかどうかというのはその後のピアノ人生に、
少なからず影響があるようです。

いやぁ、勉強になりました~。






mayumi_takashima at 07:19|PermalinkComments(2)レッスン 

2016年02月28日

紆余曲折あって

春のピアノパーティー、生徒の皆さん(もちろん私も)のお楽しみイベント。

例年借りていたピアノのあるログハウスが手狭になり、
新しい会場を探して3千里・・・じゃなかった、数日間。

広くて、ピアノがあって、お料理が出て、
子供が壊しそうな備品が少ない(ここ重要)ところ・・・。

ようやく見つけたレストラン、
貸し切り料が数万円(@_@)

それでも一度はそこで企画したものの、
葛藤が消えず・・・。

そしたら神様の助け舟が来て、
素敵な会場をおさえることができました!
(お料理も充実)

ダメもとでもなんでもきいてみるものです。

というわけで、ようやく決着。

ばんざ~い。


春休みピアノパーティー

3月21日(祝) 夕方~夜

珈琲哲学安曇野店にて


ちょっと緊張のピアノの演奏のあとは、
おいしいお料理を食べて盛り上がろう!

会場が広いので、ご家族の参加も大歓迎。
OB・OGの参加もお待ちしています。

生徒のみなさんは普段レッスンしている曲の中から、
好きなものを一曲選んで演奏します♪

さあさあ、次は確定申告やらねば。
(気が重い)

mayumi_takashima at 09:45|PermalinkComments(2)

2016年02月27日

軌跡

音楽を楽しんでいる大人のための、

「おとなも発表会」

今年で10年を迎えます。

ピアノから距離を置いていた数年間にさよならをして、
本気で音楽と向き合うことに決めて、
あがきながら弾いてきた10年。

先日、ふと思い立ってこの10年の演奏を振り返ってみました。

なんと、ほとんどの演奏をアナログ録音で録っていただいてあるのです。
(カセットテープだよ)

まぁ、完璧な演奏などひとつもなく、
納得のいく演奏もひとつもなく、
安心して聴けるものもないけれど、
なんというか、本気で取り組んできた気迫というものが確かにあります。

演奏直後~数年間は恐ろしくてまともに聴けなかったテープたち。
こうして年数を経て聴いてみると、なかなかよいものです。

子供たちが次々インフルエンザに倒れ、
看病に次ぐ看病で練習もままならず、
本番は夫に子供を押し付けて弾いた、シューマン。

慢心が失敗を呼んだ、ブラームス。

などなど。


こうして順々に聴いていくと、
やはり、スタインウェイ、ベーゼンドルファーの音はヤマハとは大違い。

今までスタインウェイにあまり魅力を感じていなかったのですが、
録音で聴くとなかなか深い。

みらいのピアノは・・・弾きやすいんですが、響きが薄いです。




いいピアノで演奏したいなぁ。

そして叶うものならもう一度フルートのSさんとのデュオがしたい。
(2011年に引退してしまった・・・)
あんなに息の合う相手はたぶん死ぬまで見つけられないのに。


♪こういう気持ちを切ないっていうんだろう♪









mayumi_takashima at 16:01|PermalinkComments(0)

2016年02月26日

おとなの生徒さんが教室を選ぶとき・・・

最近、おとなの生徒さんがじわじわ増えています。
そして、男性の方のほうが多い。

それって、私が女っぽくないがさっとした性格だからなのかなぁ、
なーんて薄々思っていたのですが、
最近ショッキングな記事を発見。

それは、おとなからレッスンを始めた男性(見ず知らず)のブログ・・・。
おとな初心者が困ってることって何だろう?
と参考にさせていただいていましたら、

「先生を選ぶときには、若くなく、美しくなく、女性の魅力のあまりない方がおすすめ」

などと書かれているではありませんか!?

先生が若くて美しいと気が散るし、
もし先生に好意を抱いてしまったりしたら、
家庭崩壊&レッスン玉砕ピアノどころではなくなるので、
あくまでピアノに集中するためにそのような危険のない先生を選ぶように、と!

へ~確かにね~。

「安心してください、うちは大丈夫です!」

ってこと~?

心に少しだけ冷たい風が・・・吹いた。
ひゅるり~ひゅるり~ら~ら~。

さてさて、そんなくだらないことはどうでも。
確定申告もあるし、
ピアノパーティーの企画もあるし、
あー忙し、忙し。



mayumi_takashima at 08:09|PermalinkComments(0)

2016年02月25日

ピアノを弾くために大切なこと

教室で一番小さな生徒さんは、3歳。

3歳になったばかりでレッスンを始め、
この4月で一年。

抜群の音感を持ったYくん、
ピアノを弾きたいというよりは、
リズムをとったり、笛を吹いたり、歌ったりすることが好きで、
教室にやってきました。

なので、なかなかピアノの前に座ってくれることなく、
一つのことに集中できる時間も長くないため、
音符カード、線間遊び、太鼓、笛、お手玉・・・・
ありとあらゆる音楽に結びつく遊びをひたすらやってきた一年でした。

ピアノを弾いてもらいたい私と、
自由に音を楽しみたいYくん。

なんとか学習につなげたい私と、
その意図を感じるとすっと逃げてしまうYくん。

男の子(人)は特に、
「やらされる」ことに強い抵抗を示すので、
とにかく強要はせず、危ないことと音楽に無関係なこと以外は、
自由にさせていました。

それが先日、
「ピアノ、ひくー」
と言い出しまして、
本人がそう思ったら、はやい、はやい!

音符に対するアプローチ、
左右に対するアプローチ、
指番号など、
ソルフェージュを一年かけてやってきたかいあって、
楽譜が読めるんです。3歳だけど。

ふつうの子は、ピアノが弾きたくてレッスンを始めるので、
ピアノ優先でレッスンを進めた結果、
読譜が追い付かないということが多々あるのですが、
ソルフェージュ優先だと読譜のストレス少なくピアノが弾けるのです。

いやぁ、一年間かなり悩みつつレッスンしてましたが、
無駄はなかった(涙)

そう、もう一人の年少さんTくんも、
なぜだかあまりピアノを弾きたがらなくて、
なのに同じ時期にピアノスイッチが入りまして・・・
めでたく2人ともピアノレッスンに移行することができました。

めでたし、めでたし。

しか~し、今までほとんど私の言うことをきいてくれなかったお2人さん、
突然ききわけよく指示通りに動いてくれるのはなぜなんでしょう?
なにかの魔法?
狐につままれたような気分です・・・。


♪ 魔法がとけないといいけど ♪






mayumi_takashima at 08:05|PermalinkComments(0)レッスン